アパレル 集客 施策まとめ|業界の現状やおすすめの集客方法を紹介

新型コロナウイルスにより大手ファストファッションなども撤退に追い込まれるなどの打撃を受けているアパレル業界。中小規模の店舗においても例外ではなく、多くの店舗で集客方法について頭を抱えているのが現状でしょう。
そこで今回は、アパレル業界においておすすめの集客方法を厳選してご紹介。集客を成功させるために重要な考え方や成功事例にも触れていくので、自社に最適な集客方法を見つける参考にしてください。
アパレル業界の現状
市場調査を実施している矢野経済研究所の「国内アパレル市場に関する調査を実施(2021年)」によると、これまでほぼ横ばいだったアパレル業界の市場規模は新型コロナウイルスの影響を受け、2020年に減少に転じています。2000年代から世界的に盛り上がりを見せていたファストファッションにおいても、有名企業が続々と撤退していったことは記憶に新しいでしょう。
そんななか、国内ではユニクロやGUを展開するファーストリテイリングが一強状態を築いています。またアパレル業界全体でEC化が進んでいるため、中小規模のアパレルにおいては、特に実店舗の集客で苦戦を強いられている状況です。
アパレル業界におすすめの集客方法
苦しい状況のなかでも生き残るために集客は必須です。しかし、集客方法は数ありますが、無駄打ちに終わるのは避けたいところ。そのため、ここでは苦境のなかでも効果が期待できるおすすめの集客方法を紹介します。オンライン、オフラインの両方の集客方法を紹介しているので、取り組みやすいものから試してみましょう。
自社アプリ
アパレル業界では、「ショールミング(店舗で商品を見て、オンラインで購入する)化」や「顧客のフォロー方法」、「ロイヤルカスタマーの形成」などが課題に挙げられています。これらの課題を解決するのに有効なツールが自社アプリです。自社アプリには集客における下記のようなメリット、デメリットがあります。
メリット |
デメリット |
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アプリの持つ最大のメリットはプッシュ通知により、顧客の生活に容易に入り込める点です。ワンタップで開封できる手軽さから、その開封率も40%と高く、同じ情報配信ツールであるメルマガが10%程度に留まることを考えると、情報の届けやすさは圧倒的とも言えるでしょう。
一方で制作費用がかかる、通知をオフにされてしまう可能性があるといったデメリットも存在します。ただし、これらのデメリットは「定額制のアプリ制作サービスを使う」「通知の頻度を下げる」「初回インストール時に特典を付ける」などの対処をすれば相殺できます。
自社アプリを簡単に作成したいなら「applimo」がおすすめ
自社アプリを制作するうえで、「制作費用が心配」「制作時間がかかりすぎるのは困る」といったお悩みを抱えているアパレルオーナー様もいらっしゃるでしょう。そうしたお悩みは「applimo」で解決できます。
弊社サービスであるapplimoは初期費用0円で「だれでも。どこでも、すべてをアプリに、」できるツールです。レイアウトを選択して写真やアイコンを変更するだけなので、1時間もあればアプリの8割程度を完成させられます。また操作画面も至ってシンプル。ガイダンスに沿ってテキストの入力などを行えば、小学校5年生でもアプリの制作ができるほどです。
スタンプ、クーポン、チャット、プッシュ通知、ギャラリーなど、アパレルに必須の機能も豊富にご用意。必要な機能のみを選択して搭載できるので無駄がありません。プッシュ通知においてはセグメント(グループ分け)配信はもちろん、予約した日にちに自動的に配信できる設定やアプリへの最終ログイン日から設定した日数が経過したら自動で配信できる設定など、戦略に応じて多彩な通知設定をご利用いただけます。
また、SNSやネットショップ、Googleカレンダーとの連携も可能で、集客や顧客管理、スケジュール管理なども一元化できます。デバイスもiOS、Androidの両方に対応しているので、顧客を選ぶことなく集客可能。アパレルの集客にアプリをお考えの方はぜひ一度、applimoにご相談ください。
SNS
顧客との接点を増やすためには、SNSでの集客も有効な手段です。SNSで集客を行う場合は、その特色とメインのユーザー層を把握しておきましょう。
SNS |
メインユーザー層 |
特徴 |
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30~40代 |
ショップ機能を備えており、フェイスブックをECサイトとして利用可能 |
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10代 |
テキストメインのSNSなので、セール等の告知中心の発信に向いている。アンケート機能があるので、顧客心理を知るツールとしても有効 |
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20~30代 |
画像をメインとしたSNSなので、アパレルとの相性が良い。ショップ機能があり、Instagram内でも販売可能 |
YouTube |
10~50代 |
動的な訴求が可能。また画像やテキストではわかりづらいディテールまで見せられるため、訴求力が高い |
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20~50代 |
アクティビティユーザーの94%が女性。雑誌のように写真をメインに訴求できるため、ブランドの世界観作りに最適。URLを紐付けられるのでECサイトへの遷移も容易 |
LINE |
20~50代 |
LINE公式アカウントとしてリッチメニュー等を設定すれば、簡易自社アプリとしても利用可能。リアルタイムな情報発信にも最適 |
TikTok |
10~20代 |
15秒~3分程度の動画で訴求。簡単にクオリティの高い動画の作成ができる。ブランドの世界観の発信におすすめ |
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが無料で提供している、自社ビジネスの情報を登録できるツールです。GoogleやGoogleマップで店舗を検索した際に、住所や電話番号などの自店の情報を表示できます。昨今ではGoogleマップの利便性が向上したこともあり、Googleマップで行き先を探すユーザーも増加。店舗情報が載っているお店と載っていないお店のどちらが選ばれやすいかは自明の理です。
また、自店の情報を表示するだけでなく、口コミを通して顧客とコミュニケーションが図れたり、分析機能によりユーザーの行動を分析できたりするので、まだ登録していない場合はこの機会に登録・運用をはじめましょう。
MEO対策なら「ドコドアMEO」
Googleビジネスプロフィールは、登録するだけではその効果は期待できません。効果的に集客を行うためには、ユーザーが検索するワードに対して、数ある競合他社を押しのけて自店の情報を上位に表示する必要があります。そのためには、Googleマップ上で上位に表示させるための対策であるMEO対策が欠かせません。
MEO対策は自社でできることも多いですが、慢性的な人手不足が問題となっているアパレルにおいて、自店情報の更新や口コミ対策など、短時間で終わる作業でも骨が折れます。また、MEOで上位表示させるにはMEO対策とWebマーケティングに関する知識が必要です。そのため、GoogleビジネスプロフィールのMEO対策は専門業者に依頼するのがおすすめです。
弊社サービスであるドコドアMEOでは、1,600社以上のホームページ制作に携わってきた経験があるため、MEO対策とWebマーケティングに精通。自社で行うよりも効果的なMEO対策を実施できます。登録から運用まで一貫してお任せいただけるので、MEO対策にかかる手間をほぼゼロに。アパレル本来のメイン業務に集中しながら集客を可能にします。
まだGoogleビジネスプロフィールに登録していない、または効果的に活用できていない場合はぜひ、一度弊社にご相談ください。
Web広告
ある程度予算を確保できる場合は、短期間で効果が期待できるWeb広告に出稿するのも一つの手です。Web広告とは、インターネット上に表示される広告のこと。メディア記事を読んでいる最中に画像で表示されるディスプレイ広告や、検索エンジンで検索した際に検索結果上に表示されるリスティング広告、SNSのタイムラインに表示されるSNS広告など多様な出稿形態が存在します。
Web広告のメリットには「ターゲットを絞った配信ができる」「効果測定が行える」「少額から出稿できる」といった点があります。特にターゲットに関しては、「○○駅から半径△km以内の30代女性」といった具合に細かい設定が可能。またWeb上での行動や検索履歴なども設定できるため、自社商品を届けたい人や自社商品に興味がありそうな人にピンポイントでリーチできます。
電話やDM
デジタル化が進んでいるからこそ、印象に残りやすいのが電話やDMです。以前は頻繁に通ってくれていたのに足が遠のいている顧客や、前回の接客で好感触を得た顧客などを対象に、電話やDMで新作商品の案内やセールの告知を行うことで、再来店を促せます。
電話やDMを送る際には、好みのテイストや趣味など、顧客個人の情報を絡めると再来店の確率を上げることができます。たとえば「○○さんが好きだといっていたTシャツに似たテイストのトップスが入荷しました」、「キャンプにも最適な動きやすいボトムスが限定価格になっています」といった感じです。
そもそも電話や手紙での顧客フォローが減りつつあるなかで、わざわざ電話してきてくれたこと、また自分との何気ない会話の内容を覚えてくれていたことに感動を覚える顧客もいます。アパレルメーカーが溢れかえる世の中で、こうした丁寧な接客とアフターフォローを実施することで、他店との差別化を図れるでしょう。
VMD
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)とは商品の配置を工夫して、接客なしでも顧客が購入する導線設計のことを言います。これはなにも来店を促すためだけの施策ではありません。商品Aをきっかけに入店して、商品Bも手にとり、商品Cに目移りして、といった具合に自然と顧客が店舗の奥にまで足を運び、最終的に購入するまでの購買行動をプランニングする必要があるのです。
ただし、まずは入店を促す必要があるため、入り口付近のディスプレイや装飾を工夫し、気付いたら入店していたといった状況を作れるようVMDについての理解を深めていきましょう。
イベント
展示会やセール、ノベルティの配布などのイベントを開催するとなると、電話やDMを送りやすくなります。アプリのプッシュ通知でのタッチポイント創出にも有効でしょう。路面店などの場合は、普段は立ち寄らない見込み客も、イベントの雰囲気につられて入店するといった効果も考えられます。
実店舗でイベントを実施できない事情がある場合は、VRでの実施もおすすめです。オンラインショップや自社アプリをお持ちの場合は、イベントからオンラインに送客することもできるでしょう。こうしたイベントを定期的に開催し、顧客とコミュニケーションを取ることで、ほかブランドに乗り換えるブランドスイッチの防止や休眠顧客の再来店促進といった効果も期待できます。
集客を成功させるために重要なこと
アパレル業界において集客を成功させて生き残るために重要なことは「リピーターの獲得」です。アパレルに限った話ではありませんが、一般的に新規顧客の獲得にはリピーターの獲得に比べて5倍のコストがかかると言われています。
また、パレートの法則によると企業の8割の売上は、上位2割の顧客(コアファン)が作っているとされています。つまり、リピーターを獲得してコアファンに育てる方が、新規顧客を獲得するよりもコスパ良く売上を維持できることになるのです。そのため、集客にはまずリピーターの獲得が重要であり、リピーターを獲得するための施策を講じる必要があります。
▼上位顧客の育成、効果についてはこちら
ファンマーケティングとは|効果や成功させるポイント、成功事例を解説
アパレル業界の集客成功事例
実際にアパレル業界ではどういった集客が行われているのでしょうか。ここでは集客の成功事例を紹介します。
- 企業A
アプリでの商品予約に割引を設けることで、店舗集客に成功。これに伴い、お店側は接客時の在庫確認の時間を最小限に留められ、顧客側は商品を求めて店舗に足を運んだのに在庫がないというミスマッチを防ぐことにも繋がる相乗効果を生み出しています。
- 企業B
自社アプリやLINE、オンラインショップなど顧客との接点を増やすこと(オム二チャネル化)したことで、集客に成功。アプリの利便性向上、ECサイトにしかない商品を展開する、ECサイトの商品を店舗で受け取る場合は送料無料などの施策でオンライン、オフラインともに集客数を伸ばしています。
まとめ
アパレル業界には厳しい風が吹き続けていますが、衣食住といわれるように「衣服」の需要は減少しても無くなることはありません。そのため、集客方法を工夫すれば、活路は見えてくるはずです。今回紹介した集客方法はどれも効果が高いものばかりですが、自社の課題とマッチしていないと思うような集客は見込めません。そのため、まずは現状で何に問題を抱えているのか振り返りを行い、最適な集客方法を探してみましょう。
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